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まず最初にバッテリーの端子を外してから キャブのカバーとセルユニットを外したところです。
ロワーユニットとアッパーユニットを分離する為 まず丸で囲んだシフトリンケージを外します。
ちなみに左側の燃料フィルターも 今回初めて交換しました。 |
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ロアーケースの取り付けねじ4本を 少しだけ緩めて 隙間にマイナスドライバーをこじ入れてとりあえず分離します。
結構塩が入り込んでいますので、ねじ切ったりしないよう CRCなどをあらかじめボルトに吹き付けて 数分置いてから作業すると良いです。
このあとチルトアップして作業を進めます。
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ロアーユニットを取り外しました。上から 冷却水>ドライブシャフト>シフトリンケージの順です。
シフトリンケージ先端のワッシャーを紛失しないよう注意してください。
ドライブシャフトの根元に今回交換するインペラがあります。
ハウジングのボルト4本にもCRCを吹き付けます。錆びているとねじ切りやすいので注意が必要です。
ロアーユニットは外すのは割と簡単ですが 組み付けは2人いたほうが楽でしょう。
ドライブシャフトの先端の溝がしっかりかみ合わないと嵌りませんので ペラをまわして位置あわせします。 |
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ハウジングを外したところです。
インペラは破損はありませんでしたが、変形してゴムも硬くなっています。(意外と長持ちするもんだと感心しましたが)インペラの左にある小さなパーツ(キー)を紛失しないように。
インペラとハウジングのOリングゴム、ハウジングとパイプのジョイントを交換しました。
インペラは回転方向があって 上から見て時計回りですので羽の先端は半時計向きになります。
組みつけの際 インペラハウジング内側、キー、ハウジングボルト4本にグリスを薄く塗布します。
この後上記動作を逆に組んでいきますが、ボルト類にも薄くグリスを塗布しておくと良いでしょう。
(厚くつけると ベースのねじ穴がグリスの圧力で亀裂・破損することがあるそうですので注意)
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ついでにギヤオイルも交換しました。
このように空き缶に漏斗をセットして上下のネジを外してしばらく放置します。
毎年交換し その都度オイルの白濁チェック(水が入ると白濁します)しましょう。
オイルが抜けたら 下の穴より新しいギヤオイルを注入 上の穴からオイルが出てきたらOKです。 |
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右側のボルトが下側のものですが 真中にマグネットがついています。
ギヤ欠けなどがありますと ここに金属粉がつきますので チェックしましょう。
パッキンは毎回交換をしましょう。
右のふたつは取り替えた古い物です。
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今回 交換したパーツです
燃料フィルター、インペラ、パッキン等 ギヤオイルなどです
プラグも外してみたら結構汚くなっていたので 交換しました。
この程度なら本当はワイヤーブラシでOKなんですが、気前良く替えちゃいました。
でも 2ストはオイルも燃えるので どうしても汚くなってしまいますね。 |